難平(ナンピン)は愚かな行為? 理性的に損切りできる人になるためには

ナンピンに走らず損切りする理性を得るには

上記のように、俺は損をした。損をしたと認めなければならない。

しかし、ナンピンに走る人は少なくないようだ。なぜだろう。俺の場合の心理を書いてみよう。

ナンピンをする心理の例

  1. 保有している株に愛着があるから売りたくない
  2. 保有1年以上でもらえる株主優待の条件を満たしているから売りたくない
  3. 損切りするとアプリ上の損益関連の数字がリセットされて損益がわからなくなるのが困る
  4. 損失を確定したくない。売らなければ損はしないと考えている

今回は、1と3と4の心理が働いた。そして実は3が案外、動機として大きかったりする。なぜか?

アプリ上の損益関連の数字がリセットされると、損をした金額を忘れると思ってしまった。これをいちいち覚えておくほうが面倒で、覚えておくためのコストやストレスをかけたくないと思ったのだ。

しかし、怠慢ともいえるこのスタンスが招いたのは50,000円の損。どっかにメモをつけておくだけで50,000円もらえるなら、おやすい御用だよな? ナンピンするという判断は愚かな行為だったってことで間違いないよな?

つまり、ナンピンに走らず損切りする勇気を持つには、不器用なやつは一回しっかり失敗して損をすること。少し賢かったり冷静なやつの場合は、上記のようなシチュエーションを頭でしっかりと理解しておくこと。手を動かしてちょっとした計算をして検証することが、大事だと思う。まぁ、思い知るよな。うん。

そして、大事なのは株アプリのツールに依存しないことだ。いや、それはおまえだけだろと思うかもしれないが、もし俺と同じ心理の人間がいたら、ぜひ以下のことを試してほしい。

表計算ソフトに損切りすると決めた株の記録を残す!

確定した損失を記録しておく!

その株を買い戻すなら買い戻した時点の損益として確定した損失もカウントしておく!

その表計算ソフトは、PCからもスマホからもサクッとアクセスしやすいものにする!

Googleスプレッドシートなんかが便利!

株アプリの損益を表示するツールは、今の俺の認識からすると、塩漬け・ナンピンを心理的に促すツールだ。いや、これからもガンガン見ますけど、それ以外の指標と記録を自分でつけないと!

いっぽうで、ずっと優待と配当金目的でホールドするつもりで、株価の変動にいちいち反応したくない、なんて人は気にしなくていい話かもしれない。また、損する金額も大したことないし、記録するストレスのほうが嫌っていう人は考えなくていい問題かもしれない。俺もそうありたかったりする。

損切りが悪手だったってこともありえますからね。損切りしたあと、すごいペースでストップ高を連発して、それについていけずに利益を逃すってパターンもなくはないから……。今回は結果論の話だから、あくまでご参考までにということでご容赦くださいませ。

とにかく、自分さえしっかりしとけばってやつですよ。はい……俺はすっごく反省している。ほんの少し、まだまだ浅瀬でバシャバシャやってるレベルだけど、わずかに賢くなった話でした。

投資は、損する可能性があるからね。で、どんな判断も確実ってわけじゃないから、その点はどうか誤解なきよう、よろしくお願いします。「お前が損切りしろっていうから!」みたいな話にならないよう、みなさんなりのご判断をお願いします。だって、俺は素人に毛が1本生えたようなもんだから……。

たぶん、ちゃんと勉強したほうがいい頃合いなんだろうな。実感込みで、やっと自分ごととして学べるんだと思う。株とかFXのトンデモ本や情報商材はいっぱいあるけど、『ピーター・リンチの株で勝つ』は信用していいと、信用できる50代後半のお金持ちのおじさんが言ってました。俺は、電子版を買って第1章を読んだきり放置していたので、今回の失敗を機に、もっかい読み始めます……。

この記事を書いた人

1990年生まれ。サラリーマンの男。神奈川県在住。
思春期のころ、肌や毛のトラブル(?)に悩まされ、振り返ればコンプレックスを抱えた青春を送ってきた。そのせいか自意識過剰になり、さまざまなスキンケアや毛のケアを試してきた。似たような悩みを持つ人たちの助けになれればと思っています。好きなものはメラノCCとユニクロと無印良品。

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後悔とミネラル