早起きの習慣をつけたら自己肯定感が上がって自律神経も整った(個人の見解)

自己肯定感という言葉が、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)のキーワードになっている。文字通り、自分を肯定できるか、自分を愛せるか、という感覚・指標のことだろう。BTS(防弾少年団)も、Love yourself, love myselfと訴えて現代の人々に感動を与えてきた。では、どうすれば自己肯定感を持てるのか? 俺は早起きすることで、それを獲得できた。今回は平日の場合のお話。

早起きは三文の徳と言われるけど

故事成語なのか「早起きは三文の徳」という言葉がある。早起きすると、三文の徳、わずかだが徳(得)があるという、中国に由来することわざ?なんだとか。昔から言われているくらいだから説得力があるし、実感している人も多いんじゃないだろうか。

でも、三文どころの得ではない、三文でも積み重ねれば大金になるし。

俺のこれまでの生活は、早起きとは無縁だった。まずは平日。

早起きしなくてもいい、出社時間は10時過ぎでOKという激ユルの会社に務めていた。早く起きたとしても朝の8時30分の起床、リモートワークの日なんかは朝9時30分に起きていた。

するとどうなるか。終業の時間もその分遅くなる。夜飯の時間も遅くなる。そして睡眠時間も夜の1時とか2時になる。だって、早起きしなくていいから夜更かししても睡眠時間が確保できるから。

このとき、何が起きているか。日が出ている時間の活動時間が減っているのだ。これが何を意味していたのか、早起きをするようになってから気づくようになる。

遅寝・遅起きがもたらしていたデメリット

正直、遅寝・遅起きの生活をしているなかで、早寝・早起きをしている人たちに対する優越感を感じていた。

俺は、頑張って早起きする必要はないし早朝の満員電車に苦しむこともないし、明日のために夜更かしして動画を見たりゲームをすることを諦めなくていいのだ、と。でも、それは違った。早寝・早起きをするようになって実感した。

仕事を変えた。出社時間は朝の9時。リモートワークの頻度も減った。なので、朝7時には起きるようになった。最初は無理だと思ったけど、やってみると案外いけた。しかし、満員電車だけは耐えられなかったので、自転車で通勤できる職場にした。ここは他の多くの人たちの基準とは異なる部分だ。

もちろん、仕事が始まる時間が早くなったので、仕事が終わる時間も早くなった。午後6時には仕事が終わり、残業をした日でも夜7時には会社を出るという具合だ。

まず夜飯のスタイルが変わった。これまでは夜9時とか10時に最寄りの駅まで着いて、近くの飲食店に行ったりスーパーの惣菜を買って食事を済ませていた。

しかし仕事が終わる時間が早くなると、そんなことをしなくていい。スーパーで食材を買って料理をするようになった。簡単なものであれば30分くらいで調理できるし、なんなら米も炊ける。そして、自分の好みの味付けで自分の好きな分だけ食べられる。節約にもなるので経済的なメリットも大きい。

何より自己肯定感を上げてくれるのが「自炊してます」と言えるところだ。事実、自炊している俺は、自分のことを誇らしく思えるようになった。世間的な指標かもしれないが、自炊している人間のほうが自立しているという印象は強いし、それに自分が当てはまっているというのにも、ちょっと情けない話だが、いい気分がするものだ。

この感覚、自覚を持てない遅寝・遅起きの生活には、早寝・早起きと比較したときの差分として、デメリットがあると思う。というかいつの間にか遅寝・遅起きが当然になっていたことの恐ろしさだよね。

じゃあ次のページでは、午前中の活動時間が増えることによるメリットについて、俺の体験を書かせてもらおうと思う。